大阪市でギャンブル感覚で不倫を楽しむ
夜遅くに、パソコンに向かって、一人黙々とタイピング。
それが俺の日課だった。
パソコンの知識の無かった妻は、「いつも熱心ね?。」と、楽観的に見てくれている。
妻には、パソコンを使った競馬の馬券購入をしている…と、そう伝えてあったからだ。
馬券購入、確かにそれも嘘ではなかった。
願わくば一攫千金、あぶく銭でも使って、パーッと贅沢なデートでもしたいもんだと、常々思っていた。
だがそのデートの相手とは、さっき俺の部屋を覗いて声をかけてくれた、長年寄り添ってきた妻では無い。
今まさにパソコンの掲示板でやりとりをしている、不倫相手の女性の方の事だった。
俺は、妻には女を感じられなくなっていた。
結婚してから10年ちょっとが経った今。
確かに、いい主婦として、他人にさえ誇れる程の存在でもあるかもしれない俺の妻。
だが、家庭の景色以外のなんでもないその姿は、俺の男の部分を満足させるには、もはや足りない存在となっていたのだった。
俺は、デスクトップパソコンが自分の部屋にある事に目をつけた。
そうだ、パソコンでの出会い探しなら、妻にバレる事は無い。
そこで見つけたのが、掲示板という存在だったのだ。
掲示板自体は、始めて利用するサービスだったが、初心者の俺でも簡単に始められる手軽さが有り難かった。
利用方法も簡単で、相手を見つけるのにそう時間はかからなかった。
不倫、これもきっと、競馬同様、ギャンブルの一つとも言えるかもしれないな。
実際、仕事中などいつパソコンを覗かれるかも分からない状況にある。
だが、それでも良かった。
俺には今、その刺激さえもが、欲するものの一つとなっていたのだから。
大阪府大阪市:慎太郎(28)
