京都市の友達が不倫で悩んでる
深呼吸をすっと一息。
吸って、吐いて、頬を一つ軽く叩く私。
気を引きしめて、指定されたお店の扉を押しました。
幼なじみで、姉妹の様に育った仲良しのお友達、ミサちゃんと会うために。
本当に仲が良くて、小中と出た後は、高校も一緒の所を受けました。
それから、目指す道はお互い違ってたんだけど、ちょっと無理矢理ながらも、大学も一緒のところを受けて、進学。
ケンカなんて一度もした事が無い私達は、その後、社会人になって別々の道を踏み出してからも、変わらず仲良しで居続けるのでした。
それは、ミサちゃんが結婚してからでも一緒。
今日は、そんなミサちゃんが、出会ってから今までで一番悲しんでる日。
電話での会話で予想はついてたけど、お店の奥にいるミサちゃんの表情、それはそれ、相当に沈んだものでした。
「浮気、されちゃったんだってね。」
そう、ミサちゃんが沈んでるのは、旦那さんの浮気が原因。
私には、「絶対に支えになってあげなくちゃ!」って言う、幼なじみとしての責任感がありました。
話を聞くと、旦那さんが自分の知らない所で、出会い掲示板を利用して、不倫相手を探していたんだそうです。
掲示板って…ミサちゃんと旦那さんの出会いのきっかけになったサイトじゃない。
なんて皮肉なの。
「登録が簡単で、利用も簡単で、しかもこんなに素敵な人に出会えるのー!」
彼と出会った時は、そんな事を言ってのろけてた程だったのに。
まさかそのサイトが、不倫でも活躍しちゃうなんてね。
私はミサちゃんの言葉を、黙って頷いて受け止める事にしました。
今は、私の言葉より、吐き出させてあげる事が大事なんだよ、きっと。
京都府京都市:真緒(26)
